良い弁護士の見分け方と見つけ方
普段の生活の中では、そうそう関わることが無いのが弁護士、税理士、司法書士等の士業の方々かと思うのですが、生きていく中でお世話になる事が必ず発生するタイミングがあるかと思います。
事業をしていると士業との付き合いは避けては通れませんが、サラリーマンとて色々な事情でお世話になるケースがでてくるでしょう。
そして士業に依頼する案件というのは、あなたにとってとても大事な案件であると思います。
その中でも弁護士案件は特に重要で、失敗が許されない場合もありますよね。
今回は良い弁護士をどこで見つければ良いのか、またどういう弁護士が良い弁護士なのかを考えてみたいと思います。
良い弁護士と悪い弁護士の見分け方
メンタルに対する配慮
良い弁護士は相談していく仮定で、金銭的や権利的な損得だけではなく、あなたの心情についてもケアしてくれます。
悪い弁護士は、単なる問題解決や利益追求だけを追い、あなたの心情をケアしてくれません。
これは良い弁護士と悪い弁護士の大きな違いで、あなたが納得できる解決策を導き出してくれるのかが見極めるポイントになってきます。
また何度もやりとりをする間柄になるので、あなたとの相性も重要視した方が良いでしょう。
懲戒処分の有無
人は善人ばかりではありません。
当然弁護士の中にも頭は切れるが悪徳に走る弁護士もいます。
過去に懲戒処分を受けている弁護士であれば要注意です。
あなたが依頼しようとしている弁護士が、過去に懲戒を受けているかどうかを調べる事ができます。
たとえあなたの利益になったとしても、人道的に外れるようなアドバイスをしてくる弁護士は避けましょう。
弁護費用の明瞭性
最初に相談する段階で弁護費用がいくらかかるのか、明確にせずに後から追加追加で請求書を出してくるような弁護士もいます。
必ず最初の段階で、弁護費用を明確に提示してくれる弁護士に依頼をするようにしてください。
一度弁護士に仕事を依頼して、その後弁護士を変更しなければならなくなった場合には、結局余分な費用がかかってしまうので注意してください。
あなたが相談したい分野のエキスパートか
年配のベテラン弁護士に多いのですが、今の時代の常識とはかけはなれたようなアドバイスをしてくる生きた化石のような弁護士もいます。
弁護士にはそれぞれ得意な分野があり、特定の分野については精通しているのですが、それ以外の分野については時代錯誤的な考え方をする弁護士も中にはいます。
あなたが依頼したい内容について、その弁護士が得意としている分野なのかどうかを見極める必要があります。
スムーズにやり取りできるかどうか
これも意外と重要で、今の時代士業とのやりとりも大抵はメールやライン等を使うことが多いです。
そしてこれも年配の弁護士に多いのですが、未だに連絡は電話とFAXという人も中にはいます。
士業とは何度もやりとりをする事になるので、この辺りがストレスになる事もあります。
他の士業との連携性
士業は多かれ少なかれ、士業同士のネットワークを持っています。
最初に信頼できる良い士業の人と付き合う事ができれば、他に新たな別の士業と付き合いたい場合、その士業からの紹介で良い士業と繋がれる事が多いです。
最初の相談段階で、会話しながらその辺りも探ってみると良いかと思います。
以上の様に、弁護士に依頼をする際の相談段階で色々と探っておきたい事が結構あります。
しかし、これを怠ってしまうと後々になって、
なんて事になってしまうので、最初の相談の時にしっかりと聞きたいことは聞き、相手の対応や返答を吟味してから依頼する事をおすすめします。
良い弁護士の見つけ方
次に良い弁護士の見つけ方について。
同業者や同じ案件を依頼した人に紹介してもらう
一番良いのがこの方法です。
例えばあなたが事業をしていた場合、同業者に相談するのが一番かと思います。
当然ながらその事業案件に精通した弁護士を紹介してもらえる事でしょう。
個人問題であれば、同じような案件を依頼した個人の人が周りにいれば、その人から紹介してもらうのが良いと思います。
またあなたが既に税理士や司法書士や行政書士との付き合いがあるならば、その士業から紹介してもらうのも良いでしょう。
どちらにしても誰かに紹介してもらうという事は、弁護士としても紹介者の立場もあるので、丁寧な対応をしてもらえる可能性が高くなります。

僕はこの方法を使っています。
ネットで探す
今の時代、何でもネットで探すことができます。
もちろん弁護士であってもネットで探すことは容易です。
ネットで依頼する弁護士を探すのも良いのですが、大事なのはやはり良い弁護士か悪い弁護士かを見極める事が大事になってきます。
そして、ネットで目に止まりやすい弁護士事務所などはそれだけ広告費を払って宣伝しているので、その分依頼費用は高めになる可能性があります。
※もちろんそうでない場合も多くあります。
法律相談を利用する
法テラス、弁護士会、自治体など法律相談を行っている組織があります。
相談には無料のものや有料のものがあるので事前に各所に調べる必要があります。
迷ったらまずは法テラスに相談してみるのが良いかと思います。

僕も過去に法テラスに相談に行った事があります。
法テラスとは
正式名称を「日本司法支援センター」と言い、経済的に余裕のない人が法的な支援を受けられるようにとの目的で、設立された機関です。
法律扶助制度があり、弁護士費用を一時的に法テラスが建て替えてくれるなど、金銭的負担が気になる人にはおすすめです。
もちろん弁護士を紹介してもらう事もできます。
法テラスの利用は収入が低い人にとってはメリットがとても多いのですが、収入が多い人は利用することができないのでご注意ください。
まとめ
・できれば知人や同じ案件を解決した人から紹介してもらいましょう。
・頼れる人がいない場合は、まずは法テラスに相談してみましょう。